2013年9月26日木曜日

有難う御座いました。

どたばたしているうちにもう9月も終わろうとしておりますね。申し訳ございません。

さて、なにからお話しよう・・・まずは9月5日。

トリオカルディアとして、多摩メディカルクリニックさまのロビーコンサートに出演させていただきました。
暑さの残る中、沢山のお客様にお越し頂きまして有難い限りです。わたしたちのよく演奏するフィガロの結婚序曲や、新しく編曲致しましたピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を初披露するなどライブさながらに演奏させていただきました。限られたスペースでの演奏、うるさくがなりたててしまったかなと不安もありましたが院長先生含め聞きにいらしてくださった方々がとても御優しく接してくださり、最後まで気持ちよく演奏することができました。有難う御座います。


次はSMF。Soul meeting Festaの略で、芸術という分野の中で様々なアプローチをなさっている方々が一堂に会し、ご自分の表現したいものを展示、またはパフォーマンスをするグループ展示会なのですが、そちらで初めて、自分の絵を展示させていただきました。


こちらは展示させていただいた絵の一枚で、実際はこれに着色をして完成させました。いつも書くようなファンシーなものと製図ペンで書き込んだ少し細かいものを出展—といいましても、小さなサイズのものを5点ほどでしたので他の方に比べましたらだいぶ楽のはずですが—したのですが、初めてということもあってかずいぶんと時間がかかりました。どのような色合いにするであるとか、どのように書き込んで行くのであるとか、いつもは楽譜がある世界でゼロから音を作ることがないからでしょうか。心の負担のようなものを感じておりました。

最近は作曲をすることもあるからほんの少しはわかるのかもしれませんが、それでも、イラストレーターの方や作曲家のかたなど、無から有を作り出す方はやはり素晴らしいなと思わずにはおれません。わたしも少しでも近づけたら嬉しいのですが、焦らず時間をかけて経験を積んだりセンスを磨かないと難しいですね。

そして、20、21日はトリオカルディアの結成1周年前夜祭ライブおよび1周年ライブがありました。
とても有難い事に両日共満席となりまして、メンバー全員で文字通り嬉しい悲鳴を揚げ続けた二日間でした。わたしの普段からは想像がおつきにならないかもしれませんが、二人ときゃーきゃー言っておりました。笑

21日にはわたしが付け焼き刃で作ったよろよろのオープニングムービーを流していただき、またオリジナルの曲も二曲プログラムにいれていただきましたが聴きにいらしてくださった方の多くが、オリジナルが良かったとおっしゃってくださいまして本当に本当に嬉しく思っています。有難う御座います。

結成当初からいまも、わたしのように作曲やフルートについてのいい加減な知識しかもたない者が曲など作って良いのだろうかと自問自答することが多いのですが、今回のように暖かいお言葉を頂きますと、ああ頑張ろう、って改めて気持ちが引き締まる思いです。本当に感謝致します。

連日、神戸、長野、三重、富山と実に様々なところからお客様がいらしてくださいまして、いつかわたしたちもお礼に各地で演奏が出来たらなあと思っております。演奏しか出来ないわたしたちですが、その演奏でいつか皆様に恩返しが出来るよう、精一杯精進したいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。


以前少し触れたかもしれませんが、10月に富山県にてコンツェルトを演奏する運びとなりました。オーケストラとコンツェルトを弾けるならこの曲がいい、この曲をと兼ねてから願っていたメンデルスゾーンのコンツェルト。まさかわたしの人生に於いてメンデルスゾーンのコンツェルトをオーケストラと共演出来る瞬間が来るなんて、本当に露程もおもっておりませんでした。思えばチャイコフスキーのコンツェルトを演奏出来たのもタイミングが良かったのだろうし、今回もなにかしら運のようなものが働いてくれたのかなと感じています。運否天賦とは良く言ったものですね。


電車にのっているときやお布団にはいったとき、また、作業をしている折や会場にむかっている道中ふと恐ろしくなる事があって、それはこちらでも何度か書いているのですが、あるとき突然に大切なひとになにかがおこるということが本当に恐ろしいのです。それは例えばわたしの大切なひとが、そのひとにとって大切なひとを失った時、そのひとはその悲しみや重みに耐えられるのだろうかということであったりします。そばにいたところでわたしにはきっとそのひとの痛みをいやせるだけの力はなくて、ただそのひとの命の弱まって行くさまを近くで見ている事しか出来ないのだろうかということが、そのあまりの無力さが恐ろしいのです。
大切なものを失うというのはとてもとても重くて、その重荷で動けずにいるひとのそばにただいることしかできないというのはもしかしたらそれ以上に重いのかもしれないから、だからわたしはせめてそんな思いを大切なひとにはさせたくないと思うのです。理想論すぎて歯が浮きそうですが、それでもそんなきれいごとを思ってしまうのはわたしがまだ精神的に幼いからなのでしょうか。


ちょっと辛気くさくなったので、次回のブログでオリジナルポストカードについて触れたいと思います。21日にこっそり販売していたのですが、なにもインフォメーションしなかったのに買い求めてくださった方もいてくださったようで有難う御座います。感謝感謝です。

秋が日に日に深まって行きますね。どうぞ皆様ご自愛下さいませ。

感謝を込めて。

星野沙織
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