2013年7月28日日曜日

その場にいないとわからないもの

美しい物語はいつもわたしを一等わくわくさせてくれますが、そこに音楽とダンスと美しい衣装がつくと殊更どきどきさせてくれます。

好きな曲を聞く時、それはその曲の特に好きなパッセージだけだったりもしますが、ダンスの振りが浮かぶ事があります。だいたいそれはバレエで、着ている衣装はその時によってまちまちですが多くは薄いオーガンジー生地を幾重にも重ねた、足をあげるとふんわりと跳ね上がって羽毛のように優しく元に戻って行くタイプのバレエ衣装でした。ちょうどジゼルなんかの演目でしばしば使用されるような、儚いのに残像をくっきりと残していくような素材で、ダンサーは黒で塗りつぶされた世界の中をその音楽にあわせて踊るのです。

また、ダンスでない時はどこかの景色がでてきたりもします。森の中、地面すれすれに物凄いスピードで木々の間を縫っていたと思うと、ぐんと上昇して湖の中に飛び込むのは、ドビュッシーのヴァイオリンソナタを弾いている時に感じます。

今朝方曲を聞いていたら、ふとオペラが想像されたのでなんだかとても新鮮でした。でもとても綺麗なお話になりそうで、ちょっとこの物語を自分の中で膨らませてみたいなと思います。思いもかけず朝からちょっと嬉しいプレゼントをいただいたので、今日も一日頑張れそうです。

カリスマカラーという色鉛筆を最近になって初めて使ったのですが、こうなるとポリクロモスの色鉛筆も使って見たいのですが、いたずらに画材ばかり集めて画力が追いつかないのがわたしの悪い癖…(>_<)
時間が出来たら刺繍や色鉛筆、パステル画勉強してみたいなあ。
星野沙織
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